2018年1月6日土曜日

わんちゃんの迷子情報拡散について

TSRではほぼ毎日メンバーが手分けして全国の迷子わんこの収容情報チェックをおこなっております。ネットに掲載される情報をもとにシュナウザーもしくはシュナウザーとおもわれるわんちゃんを見つけた場合、それぞれの収容先に詳細を確認しております。

迷子わんこの収容情報を掲載している本来の目的は、飼い主さんにこちらで預かっておりますのでお迎えに来てくださいね、と公示するためのものです。

ですので、ボランティアであるTSRが問い合わせを行い、シュナちゃんの健康状態や問い合わせはあるのか、お迎えがなかった場合どのような段取りになってどうなるのか・・・と電話にてお伺いすることは 実は 行政の方にとってはそのために公示しているわけではないのに対応せねばならない部分でもあるのです。

しかし、公示期限が過ぎてから問い合わせを行っても、体調がわるくて・・・とか、実は収容数が多くて・・・今回は・・・となっては遅すぎます。お手を煩わせていることは重々承知の上で、必要最低限だけお伺いし、期限が切れるころ、まだ載っているようであればまたお電話させていただきますね、とお話をさせていただいております。
この時、必ずメンバーは、この公示期限(お迎えを待っている状態)までの情報の拡散は行政としてOKであるか、確認をとっております。
期限後、譲渡候補としては難しいと判断された場合は、ボランティアさんからのお声がけがあるのか、TSRでお預かりすることは可能なのかなどの調整をさせていただきます。
行政からの譲渡候補犬となった場合は次の飼い主さんからお問い合わせがあるのか、ない場合はこちらでもどなたか家族に迎えてくださいませんか?と拡散しても問題ないか、再度確認を取っております。

行政の職員さんにとっては 日々目の前にいるわんこたちのお世話など多岐にわたる業務があり、一般の方やボランティアのこういった問い合わせ対応は場合によっては日常業務に支障をきたすこともあると思います。

あのわんこは期限がきたらどうなるの?お迎えはあったの?(自分は家族としては迎えないけど)誰か飼ってくれる人はいるの?と迷子わんこ情報を目にすると心配になり、なんとかならいものかと思ってしまいます。

しかし、その善意が結果として行政の方々の業務の支障となってしまっては 何もならないと思っています。

SNSで簡単に情報が拡散され、それがうまくつながり、飼い主さんに繋がったこともあります。しかし実際は 最初の第一報だけがものすごい勢いで拡散され、結果どうだったのかをそもそもの発信元ですらフォローアップもないまま、放置されていくことがとても多くあります。

だれかそれを見た方が、また行政に電話で問い合わせをしたら?
掲載されていたはずのわんちゃんが消えたら=殺処分ではありません。
しかしそう思われて行政にクレームを入れる方もたくさんいることも事実です。

実際ほとんどの行政からは『拡散はしないでほしい』とお返事をいただきます。そして勝手に確認もとらず拡散されて困っている、とも。
TSRで問い合わせをおこなっていても、迷子ですよ!お迎え待ってますよ!と拡散することはほとんどありません。業務を邪魔したいがためにボランティアをおこなっているのではありません。

その後どうしようもなく、残念ながら命の期限がきてしまった時にクレームがつかないようにするために拡散しないでほしいと、おっしゃっているわけではないと思います。
無責任に情報拡散し、その結果どこに問い合わせやクレームが殺到し、その対応に追われる人はだれなのか?そのことで行うべき業務に支障をきたしたら・・・・わんこやにゃんこにすべてのしわ寄せが来ることになるのではないでしょうか。

良かれと思っておこなった拡散情報のその後、そのわんちゃんがどうなったか追跡せずに拡散することはやりっぱなしになりませんか?
どうなったか確認するために拡散したみんなが行政に問い合わせしたらどうなりますか?

せっかくのみなさんのわんこを思う気持ちが、ご迷惑になることのないよう、
情報拡散をおこなうときには ご確認をお願いいたします。

TSRからのお願いでした。

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