2024年6月9日日曜日

動物愛護管理法のこと

6月になりました。

TSRの春のイベントラッシュもひと段落しました。
 各イベントではたくさんの方にブースにお越しいただきあたたかいお言葉だけでなく、TSR預かりシュナ達へのお気持ちも寄せていただき、さらにはグッズ購入や募金等 多大なるご支援を頂戴いたしました。
心より感謝申し上げます。
(気温が高い期間は犬達の体調を考慮しイベント参加を見合わせております)

イベントはひと段落しましたが、先週に引き続き、今週末も預かりシュナ達は新しいご家族との新しい生活を始めるべく、トライアル開始しております。ずっとのご家族との素晴らしいご縁となればいいなとメンバーみんなで見守っております。



実は今月1日をもって動物愛護管理法により動物の飼育頭数の変更が始まっています。


上記公益法人 どうぶつ基金さまのサイトよりご覧いただけると要点をご記載くださっています。

飼育頭数の制限が今までは努力だったものが義務になっていたり、マイクロチップの義務化など、今まで明確な数などの制限がなかったものが厳格に記されるようになりました。
*詳しくは上記サイトよりご確認ください。

これらを順守して今後ペット業界の方々は動物取扱業を営むことになります。

今までこれらの数を超えて飼育していた業者の方々は早急に飼育頭数を減らす必要があります。

ということは・・・そこからどこかへ行くわんこやにゃんこがいる、ということになります。

今までも繁殖を生業とされているところから、様々な事情により、他のボランティア様経由でTSRにも引退シュナ達をお預かりしてきましたが、今後は6月1日より施行された動物愛護法よりTSRや他のボランティア様にやってくるわんこやにゃんこがたくさんいる可能性があると思います。

どうして、繁殖引退したこたちをボランティアが引き受けるのか、それは結局繁殖業者の受け皿になっていて生業としている人を甘やかせていないのか、というご意見もいただきます。

絶対にそうではないとは言えないかもしれません。

しかし、じゃぁこのこ達はどこへ行きます?迷子のふりをして放置?山に捨てる?
このこ達が悪いことしました?ずっと人間のためにがんばってきたのに?

とも言えると思うんです。
なので、思うところがないわけではありません。

手放すこと、ボランティアに託すこと、それらを揉めることなく交渉し、法令順守のために動いてくださり引き出ししてくださったボランティア様、そしてご縁があってお預かりする私たちTSR。

そしてやってきたわんこたち。

私たちは、これから先の『幸せな犬生』だけを目指してお預かりケアをし、ずっとのおうちにつなげていければと思って活動しています。

今回の法改正で今までとこれからとがどう変わるのか、そして次の法改正にはさらにどういった規制等が必要になるのか。

日本にいるペットと呼ばれる動物たちのために私たち人間がなにができるのか?

一度ご家族やご友人とそういったお話をしていただく時間があればいいなと思います。
そして今目の前にいるシュナ達に私たちができることは・・・
最後までずっと一緒にいること。
難しい局面にぶつかったときはその時にできる最善のこれからを考えて動くこと。

いまのみなさんにできる、なにか、が明日につながる、
だから今、なにができるだろうとほんのわずかでも、これを機に考える時間を持っていただけると幸いです。