2018年12月7日金曜日

ノアくんの病状について

TSRで現在お預かりしているノアくん。
TSRにやってきたのは2013年7月。もう5年という月日がたっています。

預かり当初はずっと栄養吸収ができておらず、下痢がつづき体重も増えない日々。
預かりさんはどの食材がいいのかひとつひとつ試しつつ、なんとか腸内環境を整えるように試行錯誤してくれていました。しかし、そんな日々の中、幾度となく体調不良を繰り返し、何度も入院し、大きな手術も何回も乗り切ってくれました。

すこしづつ体重も増え、ノアくんの疾患にも気長に付き合いつつ今日まで過ごしてきました。

しかしながら、
2018.9 左前脚を痛めたのか足を引きずる様子(痛み止め処方 レントゲンは特に異常なし)投薬後1週間くらいで良くなる。

2018.10 再度左前脚を再び足を引きずる様子(痛み止め処方)
今回は全く良くならず痛み止め倍量、更に抗生剤も追加で処方される。

2018.11 肩にしこりが出来始める。触ってわかるぐらい(大きなニキビぐらい)
細胞診をお願いする。病院の細胞診ではあまり良くない結果。念のため外部検査に依頼。

2018.12 1か月もしないうちにしこりが目に見えてわかるほど大きくなる。出っ張ったところだけで4.5×6センチほどに。依頼していた外部検査の結果 悪性葉性腫瘍という回答。

2018.12.6 かかりつけ病院にて術前検査は何とかクリア

2018.12.7
本日東京大学動物医療センターでCTと組織検査を受けてきました。
残念ながら想像よりもとても悪かったです。


組織検査の結果が出るのは2週間後なのですが、CTで色々な問題が発覚しました。
⑴肩の腫瘍は出っ張っている一部分だけでは無く、骨もすでに壊れている程大きく肩全体に広がっていて相当な痛みがある。
⑵肺にも転移している可能性が高い。
⑶脾臓にも大きなシコリがありいつ爆発してもおかしくない状態。
⑷肺動脈に血栓がある。

肩の痛みを取るには断脚が有効。組織検査の結果はまだだが多分抗がん剤は効果が望めないタイプだと思う。(抗がん剤をやってもこれ以上肩のシコリが大きくならないのを遅くする程度)

肩、肺、脾臓は同じタイプのガンかは不明。
もし脾臓が良性だとしても大きいのでこの先爆発するリスクはあるとのこと。

今ある痛みを減らしてあげる為にも断脚と脾臓が爆発して亡くなるリスクを取る為に脾臓摘出手術をすすめられました。

余命は手術をしても2~6ヶ月。手術をしなければもっともっと短いだろうとの事でした。

手術以外の選択肢は痛み止めで対応する事になるので東大ではなく掛かりつけの動物病院で処方してもらう事になる予定です。

TSRメンバーの考えとしては、すでにかなりの痛みを伴っており、今現在のノアのQOLはすでに高いとはいいがたく、オペを受けることでせめて今の痛みが減ること、少しでもQOLを上げることができればと思っています。

大学附属病院での手術となり、入院期間は短くても1週間。医療費も膨大なものになると思われます。

しかしながらTSRではこういった時のために日々グッズ販売を行い、医療費の確保に努めてきました。

今、ノア君のために使わずしていつ使う、これがメンバー皆の想いです。

TSRでお預かりしているほかのシニアシュナ達にもいつたくさんの医療費が必要になるかもしれません。ノアくんの手術の後も、完治することは難しいとのことですので、継続的な投薬や通院は続くと思われます。

ノアくんの手術がうまくいくように、みなさんの元気玉をノアくんにお願いします。
完治は難しいとのお話ですが、今の痛みがなくなる手術となることをメンバーと一緒に願っていただけると、きっとうまくいくはず。

今週日曜日TSRは名古屋でのイベント『わんだらけ』に参加します。
ずっとのおうち募集中の『デイジー』と『キアラ』も参加します。
TSR活動内容のご案内、お預かりシュナ達のご紹介パネル展示、オリジナルグッズの販売、動物愛護に関する署名活動も行います。
TSRブースにお越しいただき、グッズを手に取っていただけますと幸いです。

TSRでのグッズ販売及び活動資金へのご支援は、すべてTSR保護活動のために使わせていただいております。月々の収支報告につきましてはTSRホームページ会計報告のページをご覧ください。

よろしくお願い申し上げます。

TSR チームシュナウザーレスキュー
剱持 愛

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