お預かり当初はみな、新しい家族との楽しい毎日を楽しみに預かりさんのお宅での生活を満喫しているのですが、なかなか良縁にたどり着かず、または健康状態が芳しくなく、とTSRライフが長くなっているこたちもおります。
TSRで一番長くお預かりしている『ノア』くん。
年末に大きな手術を小さな体で乗り越えてくれましたが、穏やかな時間を取り戻せたものの、思った以上に病気の進行が早いようです。
先日、ノアくんの新車(車いす)も納品され、大好きなお散歩にいけるかと楽しみにしていたのですが、お散歩はもうそうはいけそうにない状態です。
しかしながら、車いすがあることで自分で自分の体を支え、少しでも食事ができる状態が長くつづけられることを期待しています。
そして関東のイベントやドッグランでたくさんの方々がご一緒してくださってご存知かもしれません。『うらら』ちゃん。
うららちゃんは、お預かり当初より後ろ脚か片方ない状態でしたが、器用に自分の足で歩き、悪かった皮膚の状態も預かりさんの懸命なケアにより、トップを結べるほど回復していました。少し前にうららちゃんにも車いすを購入し、少しでもTSRでお預かりしている間、高いQOLを保てるように、懸命にケアを続けてくれていました。
しかし、年始より体調を崩し、先日病院にて大きな病気を抱えており、もうあまり長い時間一緒にいることは難しいと判断されました。
お薬で少しでもコントロールし、穏やかな時間が過ごせるようにとメンバー一同ただ願うばかりです。
関西では『杏子』ちゃんの体調が思わしくありません。腎臓の調子が悪く、もともと食が極端に細く、お薬をのませるのも一苦労な状態です。
かなり体としてもしんどいようで、預かりさんの献身的なケアが続いている状態です。
このこたちが何かをしたわけではありません。日本で自然発生的に野生のシュナウザーが存在するはずもなく(だってドイツ原産犬ですものね)、必ずだれかが飼い主として存在していたはずなんです。
でも最後まで一緒にはいてくれなかった。いろんなことが起こります、私たちには。もちろん一緒にいたいと思っていても、それが無理な状況に陥ることもあると思います。
そうなった方々を責めてもなにもならない。
ただ、そうなったときにどう次動くのか。
一緒にいることが叶わなくなったときに、最後のプレゼントとして次の家族を。
TSRとして活動資金が続く限り、苦しいやしんどいを緩和するケアを続けていきたいと思っております。すべてのお預かりシュナ達を新しいご家族へつなげることがベストではありますが、TSRの家族としてお空へかえすことになる場合もあります。
家族が決まらないまま犬生を終える・・・ととらえるか、TSRメンバーみんながビッグファミリーだったから、それもまたひとつの家族のかたちととらえるか・・・。
勝手な思い込みかもしれませんが私は後者だと思いたいです。
今日もがんばって、今この瞬間を懸命に生きている『ノア』『うらら』『杏子』とそして懸命のケアと惜しみない愛情を注いでくれる預かりさんに、元気玉をよろしくお願い申し上げます。
剱持 愛
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