2017年1月24日火曜日

ポッターくんのおはなし

ポッター君は2011年9月、TSRメンバーのおうちにやってきました。九州から関西へ。

一人ではどうにもならない距離と時間だけが過ぎていく不安。今のTSRのようにメンバーがいるわけでもなくまだ5年前は今ほど保護犬や里親などの認識はまだまだ低かった頃です。

ふとしたことから参加することになった保護活動、そしてポッターとの出会い。専門的な知識がなくともただシュナウザーが大好きで何とかしたい!という彼女の思いが今日のポッターにつながっています。

彼女が書いてくれたポッターとの出会い、そのまま掲載します。



2011年、ふとネットサーフィンをしていて、とあるシュナウザーのネットワークサイトを見つけました。
その中で、初めて保健所で処分されるワンコ達がいることをしりました。
さらに、シュナウザーも処分されることも。

そのサイトに参加しました。
当時、2名のメンバーが全国の収容情報を確認していました。
その方達との出会いが、シュナウザー保護活動との出会いです。

収容情報を確認しても、自分たちでなかなか救うことのできないもどかしさにさいなまれました。
SNSで収容情報を拡散するしかありませんでした。

そんな中で、ポッターが収容されているのを見つけました。場所は九州…。


あと2日で処分。

   

今のように全国にメンバーもいません。

どうにかしたい。
保健所からは老犬だから、諦めては?と言われました。

なんとかします。ギリギリまで待ってください!

保健所から管理センターに移動後、処分予定でした。
管理センターにも連絡し、ギリギリまで待ってくださいとお願いしました。

翌日には管理センターへ移動予定でした。

必死で、なんどもなんどもTweetしました。blogにかきました。

もうだめなのかな…。

気持ちが折れそうになり、日が変わろうという時、
Tweetに貼り付けた私宛のメアドに一通のメールが来ました。

「私でよければお手伝いさせてください」
  実家でシュナを飼ってて、どうしても見過ごせなかった…。

とメッセージが来ました。

奇跡が起きました。
泣きました。

直ぐに、保健所にFAXをしました。

「協力してくださる方が見つかりました。管理センターへの移送は中止してください。」


そして、地元の協力者のおかげで、ポッターを引き取る事ができました。

ポッターはマダニだらけ、皮膚炎で禿げて、身体からは生臭い匂いを放ってました。

お散歩も知らず、立ったらその場に何分も立ち尽くし、寝る時はずっと、伏せで過ごしていました。

おしっこはダラダラ漏れて、声帯が切られて、声はでません。

保護後から2013年ごろまで

あれから約5年半。

現在ポッターは推定13歳ぐらいで、ゆっくりと余生を満喫しています。

年末から少し体調が優れませんが
1日、1日
大切に過ごしています。

     2017年1月12日
       前立腺の病気にて療養中










最後に

あの時
相談に乗って下さった、
ハッピーボイス代表さま、
ポッターを引き出し、我が家に送り出して下さったゆーきさんご夫妻…

心より感謝いたします。

みなさんのおかげで、TSRにつながり、ポッターという宝物と過ごす事が叶いました。
本当にありがとうございます。

彼女がTSRに参加してくれるなか、ポッターは新しくやってくる預かりシュナ達の指導役として必要な時に適切な制裁をいれてくれました。あだ名はポッター校長(笑)。
わんこ同士の付き合い方を知らず、わちゃわちゃな預かりシュナ達も ポッター校長の指導を受け徐々にルールを学び、そしてお利口さんなシュナになっていきました。

ポッターがいてくれること、あの時命のリレーがつながっていなかったら、TSRは存在していなかったと思います。

ポッターに会うことができて私もとてもいい経験をさせて頂いています。

ぽっちゃん、ありがとう。

TSR剱持

0 件のコメント:

コメントを投稿