2016年12月9日金曜日

ジンくんのご家族より

ジンくん 本日1時お空へ旅立ちます。まっすぐお空チームと合流できますように。

ご家族の方がジンくんの生きてきた証としてコメントを掲載しておられました。
TSRでもみなさまにぜひ、頑張って生きたジンくんのことを知っていただければ、と思い転載させていただきます。







ジンとの突然のお別れ。。
出張先も冷たい雨になりました。。。

悲しい一生を過ごす子が世の中からいなくなりますように願い、ここにジンが生きてきた証を残します。

ジンが家族になったのは3年前の6月でした。
甲状腺機能低下症という持病を抱え投薬が一生続く。状態は決して良い状態ではなかった。後脚の状態も悪く走り回る事も出来ず、病気のせいか脱毛もあり、常に興奮状態になりやすく攻撃性の咬みがあり問題児さんでした(笑)

人間に不信感いっぱいで甘えたいけれど甘えているうちに興奮状態になり、咬む。家族は何度も病院送りになり(笑)何とか抑えようにも私達ではお手上げ。かわいそうでもどうにも出来ませんでした。
それが劇的に変わったのは、先住NICOの教育のおかげ。NICOの後ばかり追っかける毎日で、2年で咬む事もなくなり甘えん坊のジンに変身しました。

投薬以外は普通の子と同じように走り回る位に。

名前を呼ぶと来るのを喜び、顔を舐められては喜び、抱かせてくれては喜び、仔犬からの成長以上とはまた違った成長を一喜一憂させて貰いました。
これからの一生を今までの時間以上取り戻して行くんだろうなと思ってました。

それがクッシング病を発症。

石を誤飲して入院。

自分で心臓の鼓動を打てなくなって入院。

膀胱に腫瘍が見つかり、前立腺肥大、血栓と免疫性の病気を抱えているからか、短い間に病気のオンパレード。

2度も覚悟してくれと病院から宣告され頭の中では覚悟している。苦しめたくない。もう無理はさせたくない。と思いながらも、いざ言われるとたった2年しか…と納得出来ませんでした。
その中でも私達の元に、生命の危機を乗り越え、何事もなかったかのようにひょっと戻って来るジンに、何だったんだろうね〜まだまだ私たちに教えることがあるんだろうね〜って家族全員で笑ってしまう毎日でした。
穏やかで幸せな日が1日でも続きますようにと。

週末帰った時に、ジンをみていましたが介護だと実感しました。
起きている間中止まることなく徘徊、15分おきの排泄は手を貸さなければ出来ない。御飯も抱いて食べさせる。
ゆっくりな時計の針がジンだけはすごいスピードで進んでいるようでした。
でも食欲はあるし、1人で歩く事は出来るので、こんなに早くお別れが来るなんて思ってなくて、介護ができると来たばっかりの時は考えられなかったね〜って家族で笑ってしまいました。

日曜日は投稿にもあげたとおり、寛ぎモードでお昼寝をして穏やかで安心して仕事に戻りました。
それが月曜日の夜から急変で一切水も御飯も受けつけず呼吸が荒くなり、朝から病院に。
母から、酸素室でまたいつものように落ち着いて家に帰ってきたと連絡があり、安心してました。
翌日15時過ぎに点滴の為病院へ。
そこで急変し家族も呼ばれ、みんながついている中、蘇生処置をして貰いましたが、
18時に急に天国へ帰ってしまいました。

今回はどんな危機も乗り越えて何事もなかったようにひょっと、お家には帰って来てくれませんでした。

どこで生まれ、育ち、どんな対応され、どんな怖い思いをしたのか分かりません。

でも、けっして生まれた時から野良ちゃんだったわけではないんです。

ジンはれっきとしたシュナウザーです。
そんな子が人を知らずに生きてきたとは思えないんです。
あんな小さな身体に、たくさんの病気と戦いながら、大きなトラウマを抱えて生きて来たなんて、どんな状況であれ、私は棄てたヒトを絶対に許すことはできません。

今までの辛く悲しい半生を取り戻す為に、あと3年は生きて欲しかった。
あんな状態の中最後まで、自分でトイレに行き、綺麗にして家族が見守る中、旅立ったジン。
苦しまず、一人ぼっちで旅立たなくて良かった。

今日13時にお空に帰ります。

母の口ぐせ。ワンチャンは神様からの預かった生命。預かったままの身体で帰さないといけない。
元気いっぱいの時と同じように綺麗にして貰って、たくさんの思い出と家族の愛情をいっぱいいっぱい持って帰ってね。
甘えん坊のジン。もうウチに来る道は迷わずに来れるから、次は真っ直ぐ真っ直ぐウチに。
もう一人ぼっちで頑張らずに、家族の元に帰っておいで。

そしてそんな状況の問題を抱える、
全ての子達に、諦めず明るい未来があることを全ての人に分かって欲しい。

ありがとう。仁。大好きなかけがえのない家族。

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